ドヴォジャーク没後100年関連イベントの一環としてThomas Music（プラハ）から出版されていたドヴォジャーク作曲　交響曲第９番「新世界より」自筆譜ファクシミリ です。全２巻。第１巻は、自筆の複写版で、古文書デジタル化専門のスキャナーを用いて、126枚のカラー写真を収蔵しています。ドヴォジャーク自身のコメント、修正、加筆が見事に再生されています。第2巻は解説で、複写初版（1972年出版）におけるドヴォジャーク自筆分析の大家であるヤルミル・ブルクハウゼル（Jarmil Burghauser）による解説を引用し、さらにドヴォジャークの書簡研究なども出版しているミラン・クナ（Milan Kuna）が改訂を加えています。（日本語訳付き）そして、あとがきのなかでマルケータ・ハローバー（Markéta Hollová）がこの作品の現在と未来における意義を強調しています。